ワクチンのお知らせ(令和8年4月からの変更・経鼻インフルエンザ・子宮頸がんワクチン)
<令和8年4月から次のように変更されました。>
1)ワクチン供給不足のため麻疹風疹混合ワクチンについては令和6年度に対象で期限内に接種できなかった方は特例として2年間延長になっており、今年度が最終(令和9年3月31日まで)となります。
2)重症化しやすい6か月未満の新生児・乳児のRSウイルス感染を防ぐため妊婦さんに接種する母子免疫ワクチン(市販名アブリスボ)が定期接種で開始されました。対象は妊娠28週から36週6日までの妊婦さん、妊娠ごとに1回、無料で接種できます。福島県内にお住まいの方で、兄弟がかかりつけであれば、当院でも接種できます。妊娠高血圧など合併症のある方は産科にもご相談ください。
3)一部変更:子宮頸がん予防(HPV)ワクチンについては9価ワクチン(市販名シルガード9)のみが定期接種となり、2価、4価のワクチンは定期接種対象外となります。今まで2,4価のワクチンにて接種してきた方も残りは9価のワクチンで接種することとなります。なお、男性も感染し、女性にうつしたり、陰茎のいぼや肛門がんなどの原因となっているため任意接種で接種可能です。(県内では一部自治体で助成が行われております。)詳しくは、ページ下部に載せてありますので、そちらをご覧ください。
4)一部変更:高齢者肺炎球菌ワクチンについては現在、小児で使用されている沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(市販名プレベナー20®)に変更となります。なお、当院では高齢者については接種を行っておりません。
5)日本脳炎ワクチンの特例接種(対象者:1995年4月2日~2007年4月1日までに生まれた方で、20歳未満のうち接種機会を逃した方)は2026年度にて終了いたします(2027年3月31日まで)のでご注意ください。
6)二種混合(任意接種の場合)、おたふくかぜワクチン(自己負担)については、仕入れ値が大幅に上昇したため料金を引き上げさせていただきます。
<経鼻インフルエンザワクチンについて>
昨年から経鼻インフルエンザワクチンが発売となり、当院でも使用しております。その特徴についてお話します。対象年齢は2歳~19歳未満です。このワクチンはお注射でないので痛みはありません。お注射の場合、13歳未満は2回接種が必要ですが、このワクチンは左右の鼻に1回だけの噴霧で済みます。弱毒生ワクチンのため弱くしたウイルスを軽くかからせて免疫をつけます。そのため軽い鼻かぜのような症状や発熱が出ることがありますが、多くは心配ありません。ワクチン由来のウイルスに重症の免疫不全の方がかかってしまうとひどくなることがありますのでこのような方が周りにいる場合、1~2週間は接触しないようにしましょう。ワクチンの効果はお注射と同程度ですが、鼻の粘膜に免疫ができるため感染をより防ぎやすくなることが期待できます。効果の持続についてはお注射の場合、5~6か月ですが、経鼻ワクチンの場合、約1年となっております。軽くかからせるワクチンのため接種直後は流行中のインフルエンザとの区別がつきにくくなりますので、流行の開始前の早期に接種するのがおすすめです。
<子宮頸がんワクチンについて>
子宮頸がんは主に性交時のヒトパピローマウイルスの感染によって引き起こされます。ウイルスは約200種類のタイプがあることが知られていますが、現在、使用されている「シルガード9」は2種類の低リスク型と7種類の高リスク型を含んでおり、日本人の子宮頸がんの約90%がカバーできます。ワクチン開始当初、問題になった「失神」についてはワクチンに対する恐怖心や痛みなどに対する過度の緊張によって引き起こされる「迷走神経反射」によって引き起こされるとされています。こちらは横になったまま接種する事によって軽減されます。また、「痛みが持続するなどの反応」については最新の統計では約0.007%以下であり、かなり、少ないことがわかりました。さらに、10年間、積極的接種見合わせが続いている間に、日本では子宮頸がんにかかる人が増加しましたが、接種を続けていた諸外国ではかかる人が大幅に減少し、このワクチンのがん予防効果が優れていることがわかりました。このようなことから日本でも定期接種として再開されましたが、一方、「痛みが持続するなどの反応」についてもわずかながら存在するため、福島県でも専門機関を指定し、万全の対応をとっております。接種後に心配な症状が長引く方は接種医にご相談ください。
「シルガード9」については15歳未満の早期に接種開始すれば通常3回接種のところ2回でも良いワクチンとなっております。中学1年生が接種推奨時期ではありますが、中学生は部活、3年生は受験と忙しい時期ではありますので、小学6年生のうちに2回で終了するのが良いと考えます。
「高校1年生」接種希望の方では、通常の定期接種スケジュールでは3回目終了が6か月後のため、1回目の接種は9月末までがギリギリのタイミングとなりますが、実は、1回目と2回目の間隔1か月、2回目と3回目の間隔3か月とする短縮スケジュールも認められておりますので、11月まではギリギリ大丈夫ですので主治医に相談してください。
最後に、「男子の接種」について、現在、日本では女子だけが定期接種の対象となっておりますが、多くの外国では男子にも接種を行っております。ウイルスは男女を問わず感染し、性交によってパートナーにうつしてしまいますし、男性では肛門がんや尖圭コンジローマの原因になるので当たり前ですね。日本でも男子に助成をして接種を進めている自治体があります。(東京都や関東中心ですが、県内では南相馬市や本宮市、大玉村で全額補助)接種スケジュールは女性と同じですが、やはり、2回で済む小学6年生が良いと思われます。任意接種となるため、郡山市など助成のない自治体では全額自己負担となります。当院では1回28,000円で行っております。ご希望の方はご連絡ください。
ワクチンについての詳細は、
郡山市ホームページhttps://www.city.koriyama.lg.jp/site/kokokara-koriyama/63866.html
当院予約専用ページ「お知らせ」https://www2.i-helios-net.com/pc/hw2_pc_login.php?MID=3590をご覧ください。
2022年11月11日





